『喜徳稲荷尊天ご縁日大祭・宗祖日蓮大聖人夏法衣御更衣式(衣替え)』を奉行させて頂きました。

令和6年5月22日(水)の午後2時より、蓮長寺本堂にて『喜徳稲荷尊天ご縁日大祭・宗祖日蓮大聖人夏法衣御更衣式(衣替え)』を奉行させて頂きました。🙏
気温の上昇が著しくなり、冬の法衣のままでしたが、涼しいお姿にお衣替えをして頂き、今年も暑くなるであろう夏を乗り越えられますよう、お守り頂ければありがたいですね。☺️
涼しい風🌬️が本堂内を吹き抜ける中、令和6年度の『喜徳稲荷尊天ご縁日大祭』も執り行い、多くのお詣りを賜りました。🙏
お稲荷様信仰については色々と諸説はありますが、私なりにお話しさせて戴きます。
お稲荷様信仰の起源は、稲作の技法が大陸から伝わった頃に遡ります。🌾
米粒の種籾から苗を育て、田を耕し、田植えをし、生育をし『稲生り(イナナリ)』、秋に稲穂が実り『稲成り(イナナリ)』、刈り取り脱穀し『飯成り(イイナリ)』、籾を米俵に詰め米蔵に稲を荷「ニナウ」になって『稲荷(イナニ)』、貯蔵する。米蔵の害獣(鼠)・害虫を駆除してくれるのが『 狐 』です。🦊
『狐』は昔から自然現象の変化、特に気象の変化を察知する事に優れていた様です。
よってお稲荷様をお祀りする時には狐『神使(カミノツカイ)』、を眷属としてお祀りします。
お稲荷様へのお供えは米俵に似せたもの、そして日持ちする物として『稲荷寿司』又は『油揚げ』をお供えする風習があります。
お稲荷様信仰も農耕神(五穀豊穣)、殖産神(産業隆昌)、商業神(商売繁盛・家内安全等々)、と拡大し、現在では色々な願い事に信仰されています。🙏
法要終了後は、皆様と共にお供えさせて頂いた『稲荷寿司』を召し上がって頂き、お稲荷様の福徳力を頂けたと思います。🥢
物価高の昨今ですが、今年一年食べ物に困りませんよう、農家を営む皆々様のご健康をお祈り申し上げます。🙏